日本政府相手に訴訟の元慰安婦、最後の1人が死去―中国・海南省

Record China    2017年8月14日(月) 18時22分

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中国海南省の元慰安婦で、日本政府に対して謝罪や補償を請求する裁判を起こした原告の1人の黄有良さんが12日午後9時、陵水リー族自治県英州鎮田仔郷乙堆村の自宅で亡くなった。90歳だった。

2017年8月13日、中国新聞網によると、中国海南省の元慰安婦で、日本政府に対して謝罪や補償を請求する裁判を起こした原告の1人の黄有良(ホアン・ヨウリアン)さんが12日午後9時、陵水リー族自治県英州鎮田仔郷乙堆村の自宅で亡くなった。90歳だった。

1941年に陵水県架馬村を占領した旧日本軍は、村人を橋と道路の補修工事に駆り出した。当時14歳だった黄さんもその1人で、同年11月、日本兵から暴行を受け、42年4月に軍営に送られ、2年にわたって慰安婦をさせられたという。

黄さんら海南省の元慰安婦8人は2001年7月、日本政府を相手に訴訟を起こし謝罪や補償を求めた。だが約10年に及ぶ訴訟は敗訴に終わった。

葬儀は13日午後、現地のリー族の伝統的な儀式に従い行われるという。

海南省で存命中の元慰安婦は4人となり、健康状態が懸念されている。(翻訳・編集/岡田)

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