<中華経済>政府直轄の二大航空機メーカー、合併で調整へ―中国

Record China    2008年5月8日(木) 15時47分

拡大

8日、中国政府直轄の航空機メーカー、中国航空工業第一集団公司と中国工業第二集団公司の再編案が大筋固まった。2社を合併して新会社を設立し、その下に新設する各事業部が子会社を取りまとめる事業構造とする方向で調整に入ったもよう。

(1 / 4 枚)

2008年5月8日、8日付中国証券網によると、中国政府直轄の航空機メーカー、中国航空工業第一集団公司と中国工業第二集団公司の再編案が大筋固まった。2社を合併して新会社を設立し、その下に新設する各事業部が子会社を取りまとめる事業構造とする方向で調整に入ったもよう。

その他の写真

2社の再編方法を巡ってはこれまで、第二集団公司の航空機材部門を第一集団公司に組み入れ、航空機製造を第一集団公司に集約する案と、2社を合併して新会社を設立する案の2案が有力視されていた。

業界筋によると、現在の2社の構造は、それぞれの本体の下に異業種の子会社が混在している状態。再編案では2社合併後の新会社と子会社の間に各事業部を創設し、事業別に子会社を管理する構造に改める。本体は事業戦略などの大枠を取り決め、各事業部がその柱に沿って事業を展開する仕組みにすることによって、管理効率を高める狙いだ。

ただ再編にはある程度の時間が必要との声もある。関係者によると、2社は航空機製造の面では、第一集団が軍用機や民用旅客機、第二集団がヘリコプターや輸送機などと分担できているが、航空機材製造の面では両社ともに多くの部品子会社を抱えており、事業の重複が予想され、再編をすべて終わらせるには相当の時間がかかりそうだ。(翻訳・編集/HI)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携