今年は異常気象が頻発、増水期の気象予報に難しさ―中国

Record China    2008年5月8日(木) 2時16分

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6日、中国気象局の鄭国光局長は、今年の気象予報の信頼度は非常に低く、洪水・干害の防止作業は厳しい状況にあると強調。中国の気象災害防止システムのさらなる強化が必要だという。写真は08年5月の武漢。

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2008年5月6日、中国気象局の鄭国光(ジョン・グゥオグアン)局長は今年の増水期の気象予報について、その信頼度は非常に低く、洪水や干害の防止作業は厳しい状況にあると強調した。中国新聞社が伝えた。

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国家気候センターの予測では、今年の増水期、全国で例年より多く気温や降水量の異常が見られ、台風、暴雨、干害、雷、高温熱波、山津波による影響の不確定要素が多く、極端な気象災害発生の可能性が非常に高いという。

「世界的な気候温暖化を背景とした極端な気象災害の頻発性、大河川での洪水発生の可能性、干害による水不足の深刻さを自覚し、気象災害を防止する上でその増発や併発、強度の増大、影響の拡大をしっかり予測し、高度な警戒を維持する必要がある。増水期の気象サービスで失敗は許されない」(鄭局長)

鄭局長によると、現在、中国の気象災害防止システムは確立されつつあり、台風、暴雨、干害、高温、雷など気象災害の防御能力は向上しているが、さらなる強化が必要だという。短期集中予報、長期予報、仔細な予報を一体化した気象予報サービスシステムを構築し、警報や災害性を伴う天候の早期警報を随時発していくことが求められている。(翻訳・編集/汪葉月)

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