<続報><手足口病>不適正な措置を行った医師に過失責任―安徽省阜陽市

Record China    2008年5月6日(火) 16時43分

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5日、安徽省阜陽市で発生したエンテロウイルス71(EV71)に対し予防措置が行われる中、不適切な処置を行った数人の医師が過失責任を問われることとなった。写真は同市の幼稚園。

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2008年5月5日、新華網が報じたところによると、安徽省阜陽市で発生したエンテロウイルス71(EV71)に対し予防措置が行われる中、同市手足口病予防指揮部の調査の結果、市内の医師が規定に反する処置を行ったとして過失責任を問われることになった。

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4日、同指揮部の発表によると、4月30日午後、市内穎泉区の児童が低熱と嘔吐のため、村の診療所で受診。対応した医師は精密検査をせず、点滴を行い帰宅させた。翌1日早朝、この児童は発熱のため再度受診、当直だった別の医師は抗炎症剤を点滴しただけだった。さらに午前9時、児童は町の診療所で受診し、血液検査、脳波検査の結果、ウイルス性脳膜炎と診断されたが、担当医師は夜9時にようやく県の病院に転院させた。

同市手足口病予防指揮部は、これら医師が感染症に関する規定に違反し、県レベルに通報を怠り、適切な処置を行なわず、児童の病状を悪化させたとして過失責任を問うことになった。

また、同指揮部が各診療所に抜き打ち検査を行ったところ、市内太和県の医師が独自に開発したたんぱく質がEV71に効果があるとして、80元(約1150円)の注射を17人に打っていたことが明らかになった。県はこの医師に注射費用を返還させるとともにその3倍の罰金の支払いを命じた。県によると、これら診療所を管理する村落レベルの幹部が不在だったことが明らかになり、これら幹部に厳密な調査が行われるという。(翻訳・編集/小坂)

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