スタバがティー事業で失敗 ティバーナ全店閉店へ

人民網日本語版    2017年8月1日(火) 20時50分

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米国を本拠に世界中でコーヒーチェーンを展開するスターバックスは7月28日、傘下のティー専門店Teavana(ティバーナ)379店舗をすべて閉店することを明らかにした。スタバのティー事業が失敗に終わったことを意味する。

米国を本拠に世界中でコーヒーチェーンを展開するスターバックスは7月28日、傘下のティー専門店Teavana(ティバーナ)379店舗をすべて閉店することを明らかにした。スタバのティー事業が失敗に終わったことを意味する。一財網が伝えた。

2013年10月、スタバは6億2千万ドル(1ドルは約110.2円)でティーブランドのティバーナを買収し、商品構成をより豊富にするとともに、今後5〜10年でティー専門店を1千店以上開店する計画であることを明らかにした。写真は2013年10月24日、ティバーナの第1号店が米ニューヨークで開店した時の様子。

2017年7月27日、スタバが発表した決算報告によると、第2四半期(1〜3月)の純利益が前年同期の7億5400万ドルから6億9200万ドルに減少した。また13億ドルでスタバの中国市場における合弁会社・上海統一星巴珈琲有限公司の株式の50%を買収して株式保有率を100%とし、スタバにとって過去最高額の買収案件となった。

ティバーナは米ニューヨーク証券取引所に上場する茶葉の小売企業であり、時価総額は10億ドルに迫る。販売する茶葉の種類は100を超え、白茶、紅茶、緑茶、ウーロン茶、マテ茶、ルイボス茶、ハーブティ、各種ブレンド茶があり、ブレンド茶が全体の8割を占める。商品によって価格の開きが大きい。写真はスタバのハワード・シュルツ最高経営責任者(CEO)がティバーナ1号店で価格4.95ドルのお茶をじっくり味わっている様子。

シュルツCEOの計画では、2013年10月の開業から5年間で、禅ムードの装飾を施し、灰色の壁と暗めの照明で落ち着いた雰囲気のティバーナを1千店舗を開店させる予定だった。ティバーナはティー事業において、親会社がコーヒー事業で達成したような成功を収めることを目指していた。

ティバーナの店舗は相次いで閉店するが、スタバはティー事業という魅力的な市場を完全にあきらめたわけではない。ティバーナで取り扱っていた飲料はスタバの大型店舗でも販売しており、17年にスタバ店舗でのティバーナ商品の売り上げは16億ドル以上に達する見込みだ。またティー事業に関する「ビッグプラン」もあり、今後もティバーナ商品をメニューの中に組み込んでいくという。(編集KS)

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