Record China 2008年5月5日(月) 15時34分
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5月3日、米国のエネルギー研究者が「世界的な食糧危機は中国人のせい」だとする報告を発表し同国の中国系新聞はこれに猛反発している。写真はスーパーの肉製品売り場。
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2008年5月3日、「中国新聞網」は米国在住華人向け新聞「僑報」の報道として、1日に米国のバイオエネルギー研究者が発表した最新研究報告を紹介。
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報告の中で、中国人1人あたりの年間肉類消費量は約53kgで、1995年当時の1.12倍に増加。この増加分に費やされる家畜飼料は2億tを超えており、このままで行けば2010年に世界の食糧庫は枯渇。米国国内のバイオ燃料工場をすべて閉鎖しても、2013年には同様に枯渇すると予想している。さらに、現在中国人の肉類消費量は米国人の4割から5割だが、彼らが米国人並みに肉を食べるようになれば、今よりさらに2億7700万tも多くの穀物飼料と6800万エーカーの耕作地が必要になると記されている。
「僑報」は、この報告について「米国人は肉を食べても良いが、中国人はダメ」だと言っているようなものだと強く反発。「中国人には食生活改善の権利すらないのか?」との質問を当の研究者に投げかけた。これに対し、研究者は「別に中国を非難しているわけではない」と釈明。「中国が世界に及ぼす影響力の大きさを示した」と説明し、土地利用効率と農業生産技術の向上、自然災害に備えた食糧備蓄制度の確立をめざす中国政府の後押しをしただけだと答えている。(翻訳・編集/本郷)
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