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7月12日から一年で最も暑い時期である「三伏」に突入し、浙江省杭州市ではすでに15日目の高温の天気を迎え、その暑さは全くおさまる気配を見せていない
杭州市の避暑スポットの四牌楼で、外の世界とは異なる涼しい空間を満喫する市民たち(撮影・王遠)
7月12日から一年で最も暑い時期である「三伏」に突入し、浙江省杭州市ではすでに15日目の高温の天気を迎え、その暑さは全くおさまる気配を見せていない。杭州市気象台によると、27日の杭州市の最高気温は41.2度まで上がり、5日間連続で最高気温40度以上となり、7月の最高気温40度以上の連続日数が最多となった2013年の記録に並んだ。中国新聞網が伝えた。
焼け付くような日差しの下、大通りや街中からは徐々に人影がなくなり、異様なほど静まり返り、最近は杭州のさまざまな避暑スポットが最も「ホット」な場所になっている。
杭州市は今年、四牌楼や二四線2番口、杭鋼坑道、9388坑道通恵中路といった4つの公共避暑スポットを開放した。総面積は2800平方メートルで、開放時間は午前8時半から午後9時で、7月1日から8月31日まで毎日開放される。
避暑スポットの四牌楼では、ファンや通気システムがあり、クーラーが効いた部屋よりも温度が快適に保たれ、通気性も良い。涼をとるためにやってきた市民たちで席はほとんど埋まっており、彼らの多くは高齢者や子供が占めていた。市民たちはおしゃべりしたり、読書をしたりして、外の世界とは異なる涼しい空間を満喫した。
杭州地下鉄集団も、市民たちが暑気払いできるように6つの地下鉄駅を納涼エリアとして開放している。
杭州市気象台によると、高温の天気は今月30日には一旦落ち着き、最高気温が36度まで下がり、その後雷雨などの降雨が予想されているため、現在快晴・高温や乾燥した天気の影響を受けた農作物がある程度状態を回復する見込みだ。(編集YK)