Record China 2017年7月30日(日) 13時30分
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27日、休暇シーズンの夏、韓国の観光地では落書き被害が問題になっている。写真は韓国。
2017年7月27日、韓国・JTBCテレビは、本格的な夏の休暇シーズンを迎え、韓国の観光地で横行している「落書き」の問題について報じた。
まず紹介されたのは、ソウルから地下鉄でアクセスでき、首都圏の観光客も多く訪れる烏耳島(オイド)の観光名所「赤い灯台」。展望台からは眼下に西海(ソヘ)の干潟を見渡すことができるが、灯台内部の壁は「来訪記念」の文字や愛の告白メッセージで埋め尽くされ、きれいな部分を探すのが大変なほど。落書き禁止の掲示や清掃作業も効果がなく、管轄の地方自治体もお手上げ状態と話す。
奇岩怪石が絶景を成す名所、仁川(インチョン)の仙女岩(ソンニョバウィ)海水浴場も例外ではない。岩の表面には白いペンキのでかでかとした文字が各所にあり、こちらは落書きではないが岩の間にはバーベキューをした焼け焦げの跡も見つかる。
山や海のみならず、由緒ある遺跡の落書き被害も深刻だ。2014年に世界文化遺産に登録され、年間400万人が訪れる南漢山城(ナマンサンソン)も、楼閣の柱や城郭の随所に落書きがあり、中にはとがった道具などを使って彫られたものもあるそうだ。
韓国では、観光地や国立公園での落書き行為は軽犯罪法や環境法などにより罰金や過料賦課の対象になっている。JTBCは「『自分一人くらいは大丈夫だろう』という落書きは、数百年の歴史を持つ文化遺産に対するわれわれの恥ずべき自画像だ」とまとめた。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「中国人を非難できない」「レベルが低過ぎる」など非難コメントが相次ぎ、「防犯カメラで追跡して罰金を取るべき」「口だけじゃなく、ちゃんと処罰して」と強く求める声も上がっている。
一方で、「偉人は歴史がその名を残し、ごみは自らの手でその名を残す」「『自然は祖先から譲り受けたものではなく、子孫から借りているのだ』という奥深いことわざがある」と名言を寄せるユーザーもいた。(翻訳・編集/松村)
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