Record China 2017年7月16日(日) 7時30分
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14日、韓国メディアが「日韓のゴルフのスイングの違い」についての記事を掲載し、話題となっている。資料写真。
2017年7月14日、韓国・朝鮮日報が「日韓のゴルフのスイングの違い」についての記事を掲載し、話題となっている。
記事によると、13日に閉幕した「日韓親善ゴルフチーム対抗戦(鳥取県・大山GC)」に参加した韓国のチャン・スンボ選手とクォン・ソヨン選手は試合後、口をそろえて「日本人選手たちのスイングがとても独特だった」と感想を述べた。
実際、最後まで接戦を繰り広げた日本人選手と韓国人選手のゴルフのスイングは全く異なっていたという。韓国の選手たちは全員が正統派のスイングをしたのに対し、日本の選手たちはそれぞれ異なる個性的なスイングをした。これはマチュア選手だけでなくプロ選手でもみられる特徴だという。
これについて、専門家たちは「代表チームの育成システムが関係している」と指摘している。韓国では大韓ゴルフ協会を中心に、ジュニア常備軍から代表チームに至るまで将来有望な選手が幼い時から体系的に育成される。一方、日本は代表チームでもゲームマネジメントとメンタルトレーニングを指導するのみで、スイングは各選手に任せる場合が多いという。大山GCの平石武則理事は「日本の指導者たちは独自のスイング理論を持っており、コーチによって選手のスイングが大きく変わる」と説明した。
また、選手たちの体格差も関係しているという。今大会の参加選手の平均身長は男女ともに韓国が日本を大きく上回っていた。日本の選手たちは体格の不利をカバーするために体と手首をしっかり使うスイングをしていた。ある日本人選手は球を打つ瞬間にジャンプするという個性的なスイングを見せた。これについて、専門家は「韓国の選手が同じスイングをしたら、ジュニア時代に怒られ矯正されるだろう」と述べた。
13日はシングルのマッチプレー8試合が行われ、3勝3敗2分けだった。日本は前日のフォーサム形式(1個のボールを2人が交代で打つ)で勝利していたため、トータル8・5対7・5で接戦を制した。
この報道に、韓国のネットユーザーからは「特に女子は日本プロツアーの舞台で韓国人選手が総なめしている」「画一化を恐れているの?スポーツは教育じゃない。姿勢が最も大事なんだ」「日本は父親がレッスンし、韓国はプロがレッスンするから」など韓国の育成システムに肯定的なコメントが寄せられている。
一方で「成績を残しているからいいけど、画一的で個性のない韓国の教育文化が表れているようで悲しい。才能のある学生をみんな大学入試やTOEICに縛り付けて等級分けをするように…」「韓国人選手は男も女もみんな同じスイング。美しいとは思うが面白みがない」「韓国のゴルフから創意性が消えていくのは残念だ」などと複雑な心境を吐露する声も。
また「創意性が尊重される日本と画一化を強要する韓国。民主社会であるほど、科学が発展した先進国であるほど個人の創意性が尊重される。日本に学ぶべき」「やっぱり先進国では多様性が認められるんだね。韓国で登山する時は登山服を着なければならない。常に『人と同じ』を強要される韓国国民に個性などあるはずがない」「ノーベル賞を受賞した国としていない国の違い」など、個性を認める日本社会をうらやむ声も多かった。
そのほか「ゴルフはスイングが全て。個性を尊重するのもいいが、スイングを成人してから直すのは難しい。どちらが良い悪いと一概に決められるものではない」「デジタルとアナログの違いのようなもの。双方に長所と短所がある」との意見もみられた。(翻訳・編集/堂本)
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