林さんが最近はまっているドラマは「人民的名義(In the name of people)」。筆者が「早送りで見てもいい部分もある」と伝えると、林さんは、「もったいない」とし、「このドラマが中国に対する見方の新天地を切り開いてくれた。中国は長い歴史を誇り、素材も多い。オリジナルの脚本は複雑で、ストーリー性がとても強い。日本ドラマのように、同じようなテーマのドラマばかりで、どれを見てもあまり変わらないということはない。中国のドラマは映像がきれいで、BGMや挿入音楽も好き。全体的に映画より面白く、レベルが高い」とした。ただ、「中国の歴史ドラマはあまり好きではない」といい、その理由について、「意味がよく分からないから」と説明し、大ヒットした「宮廷の諍い女」のようなドロドロしたストーリーも嫌いという。
ビジュアル的な部分を楽しむほか、中国ドラマを見ると、生活についていろいろと考えさせられるという。「心術」を見ていた時は、微信(Wechat)のモーメンツに、「人はただ生きるために生きるのではなく、生きるにも最低ラインというものがある」と書き込み、「好先生(To Be A Better Man)」を見終わった時には、「本当の意味でいい人とはどんな人なのだろう?」と書き込んだ。
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