日本人は万引き犯にも同情する、中国でよく目にする光景が日本にはない―中国コラム

Record China    2017年7月7日(金) 6時30分

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中国のポータルサイト・テンセント(QQ)は3日、「日本人は泥棒をどう見ているのか」と題したコラムを掲載した。中国では庶民らが泥棒を取り囲んで袋だたきにする騒動がたびたび報じられるが、日本では目にすることはないとつづっている。資料写真。

中国のポータルサイト・テンセント(QQ)は3日、「日本人は泥棒をどう見ているのか」と題したコラムを掲載した。中国では庶民らが泥棒を取り囲んで袋だたきにする騒動がたびたび報じられるが、日本では目にすることはないとつづっている。

私は日本に留学していた際、日本のスーパーで警備員のアルバイトをしたことがある。主な仕事は万引きの取り締まりだった。窃盗しているため万引き犯を警察に引き渡すこともできるのだが、私がいた店では万引きした商品を返却させた後、注意をして家族に引き取らせる程度の処罰にとどめていた。

同僚らの反応を見ていると、日本人は万引きに寛容と感じる。ある時年配男性が万引きで捕まりショックの余り歩くのもままならない姿を見た同僚らからは同情の声が多く聞かれた。日本では万引き犯が少なくないが、関係者が万引き犯を取り囲んで袋だたきにする場面は目にしたことがない。ただ、寛容だからと言って窃盗が増えているというわけではなく、むしろ減少傾向にある。窃盗の原因を貧困だと指摘する声もあり、日本の有識者の中には万引きの処罰を強化するよりも高齢者の貧困問題の解決を重視すべきとの声も聞かれる。

このコラムには数百件のコメントが付いており、「貧しさから窃盗をする人を同情する気持ちは理解できる。泥棒に対する態度から日本人の親切さがにじみ出ている」「日本ほど発展した国でも貧しさから窃盗をする人がいるんだな」「貧しさが原因の窃盗は社会問題であり、貧困を解決する必要がある。泥棒をなりわいとしている輩は厳しく罰するべきだ」とさまざまな声が寄せられた。(翻訳・編集/内山)

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