Record China 2017年7月4日(火) 15時50分
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3日、韓国の男性が家事を行う時間は1日平均45分で、経済協力開発機構(OECD)加盟国中、最も短いとの調査結果が出た。写真はソウル郊外。
2017年7月3日、韓国の男性が家事を行う時間は1日平均45分で、経済協力開発機構(OECD)加盟国中、最も短いとの調査結果が出た。韓国・ニューシスが伝えた。
韓国雇用労働部が、2014年基準のOECD統計と韓国労働パネル調査から、性別家事分担率(無給労働時間の割合)および総労働時間を調査した結果、韓国人男性の家事分担率は16.5%で、統計を算出した26カ国中で最下位だった。
また韓国人男性の1日の平均家事労働時間45分はOECD平均(138分)の3分の1に満たず、男性の家事労働参加が最も活発なデンマーク(186分)の4分の1の水準にすぎなかった。この統計を出した26カ国中、男性の家事労働参加が1時間に満たなかった国は韓国だけだった。
一方で、韓国の女性は男性の5倍以上の227分を日中の家事労働に費やしていることも分かった。雇用労働部関係者はこれを受け、「女性の経済活動への参加が進み共働きが増加したにもかかわらず、男性の家事分担率がまだ低い」とし、「男性の家事分担率が高いデンマーク、ノルウェーなどは男性の総労働時間が女性よりも長くなっており、韓国、日本、メキシコなどは無給(家事)労働と有給労働時間の性別不均衡が深刻であることが分かった」と述べた。
雇用労働部の関係者によると、日本の男性の家事分担率は17.1%で、韓国に次いで2番目に低い割合となっている。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは5000を超えるコメントが集まっており、この問題への関心の高さがうかがえる。その中には、「共働きなら家事もお互い譲歩して行うべき」「僕は男だけど、家事は男女で半分ずつ担当するのが当然だと思う」など、男女共に家事を担当すべきすとする意見や、「共働きでも確かに家事は女性がする場合が多い」「職場でも、既婚女性の会話はいつも今晩のおかずの内容」など、女性の家事労働の負担が多い現実が実感できる意見がみられた。
また、「韓国人男性の家事への意識を向上させるために、いっそ男性が家で家事をして、女性が外に働きに出たらどう?」とする声もあった。
その他、「欧米諸国と違って日韓の男性が家事を分担する割合が少ないのは、長時間労働に原因があると思う。日本で過労死が問題になっているようだけど、韓国も状況は似てきている」と、日本との関連性に触れた意見のほか、「勤務時間がもっと短ければ、家事も担当する」とのコメントもあった。(翻訳・編集/三田)
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