Record China 2017年6月30日(金) 18時0分
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28日、環球時報は、中国が国際的な影響力を獲得するうえで直面する5つの大きな試練について論じた、米外交専門誌ザ・ディプロマットの26日付記事の内容を伝えた。資料写真。
2017年6月28日、環球時報は、中国が国際的な影響力を獲得するうえで直面する5つの大きな試練について論じた、米外交専門誌ザ・ディプロマットの26日付文章を伝えた。
文章は「世界政治の多様性と複雑性から、中国は世界的な発言権を得るために少なくとも5つの試練に直面している。いずれも、中国の目標を阻害せんとする重大な問題だ」としたうえで、5つの試練について解説している。
1つ目は「先入観からくる、中国の台頭に対する抵抗感」だ。この払しょくには、国際活動においてより多くの共通性を打ち出す努力が必要だとしている。
2つ目は「既存のルールに基づく体系」。現在の国際秩序は戦後に米国主導でつくられ、米国の価値観が反映された排他的なものであると指摘。中国が発言権を得るには、まさにこの排他性を打ち消すための苦戦に挑まなければならないという。
3つ目は「木を見て森を見ない現象」。「中国が多くの社会的、経済的成果を上げているのに、西側メディアはなおも個別の人や事例をあげつらって、そこから中国全体を論じている。特に人権問題ではその傾向が顕著だ」と指摘した。
4つ目は「大国を欺こうとする小国の存在」だ。例えば南シナ海の領有権問題では、小国が自身の弱さを利用して大国に国際的な非難を浴びせようとしているとし、「中国が引き続き存在感を強めれば、大国と小国間の複雑な反応も重要な外交課題になる」と論じている。
5つ目は「褒め殺しの危険性」。「過度の自信は中国の地位やイメージの構築を阻害しうる。特に米国衰退論が吹聴されるなかでは重要だ。実際、米国はそのリーダー的地位を守ろうとしている。中国は、両国間の関係をはっきりと認識すべきだ」とした。(翻訳・編集/川尻)
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