Record China 2017年6月8日(木) 17時20分
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8日、精神安定剤を過剰摂取し意識不明の状態と伝えられていた韓国の人気アイドルグループBIGBANGのT.O.Pが意識を回復したと、韓国・日刊スポーツが報じた。写真はT.O.P。
2017年6月8日、精神安定剤を過剰摂取し意識不明の状態と伝えられていた韓国の人気アイドルグループBIGBANGのT.O.Pが意識を回復したと、韓国・日刊スポーツが報じた。
この日午後1時からの病院の面会時間に合わせT.O.Pを見舞った母親は、取材陣に対し、T.O.Pが目を覚まし母親を認識したことを明かした。取材陣からは「(大麻吸引事件の)起訴状は届いたのか」「食事は取ったのか」などの質問が続いたが、これには答えなかったという。
今年2月から義務警察として兵役に就いているT.O.Pは、今月5日、入隊前に大麻を吸引したとして麻薬管理法違反の罪でソウル中央地検に在宅起訴されていた。そして不祥事への批判が高まっていた6日には「入隊中の宿舎で意識不明の状態で見つかり病院へ運ばれた」と報じられ、自殺を図ったのではないかなどの憶測も飛び交う事態に。7日、現場の警察関係者が「意識不明ではなく薬の影響で眠っている状態」としたのに対し、母親が涙ながらに「いまだに意識が戻らない」と主張するなど、容体に関する情報はその後錯綜(さくそう)していた。
「意識不明」の報には韓国や海外のファンからも心配する声が上がっていたが、今回の報道に、韓国のネットユーザーの反応は冷ややかだ。「正直なところ、同情する気になれない」との声が多数の共感を得る背景には、トップスターが不当に優遇されているとの不満があるようで、「一般人が薬をやったらすぐ逮捕なのに、彼はなぜいまだに拘束されてないんだ?」「退院したらまず拘束、そして拘置所行きだ」といった意見も目立つ。
また、一連の騒動を「芝居」と疑う声も少なくない。「誰の発案なの?」「再入隊が嫌で狙ってやったんだろう」「これで帰宅、兵役も終わりなんてふざけてる」といった声や、「早期除隊のためにしては代償が大きい気がするが…」とのコメントもあった。
ソウル警察庁関係者によると、裁判所はT.O.Pの起訴状を8日発送し、早ければ9日に到着する予定。警察は戦闘警察管理規則にのっとり、起訴状が届き次第T.O.Pの義務警察の職位を解除、軍服務を中止し帰宅させる方針だ。職位が解除されて以降の兵役義務については今後の裁判所の判決によって異なり、懲役1年6カ月以上の刑を受けた場合は「強制転役(事実上の除隊)」措置に、これ未満であれば服役を終えてから再び兵役に就くこととなる。(翻訳・編集/吉金)
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