タシルンポ寺の補修工事が着工、投資額は1億元―チベット自治区

Record China    2008年4月21日(月) 6時7分

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2008年4月18日、チベット・シガツェ地区に位置するタシルンポ寺の補修工事が正式に始まった。工事期間は3〜4年、総額1億1800万元が投資される予定。写真はタシルンポ寺。

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2008年4月18日、チベット・シガツェ地区に位置するタシルンポ寺の補修工事が正式に始まった。総額1億1800万元(約16億5200万円)の国家資金が投入される予定であり、工事期間は3〜4年と見られている。同日付で中国新聞社が伝えた。

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この着工は、「チベット重点文化財保護プロジェクト」が全面的に動き出したことを意味している。中国政府は第11次5か年計画(2006〜2010年)期間、総工費5億7000万元(約79億8000万円)をかけて22か所の文化財を補修する方針。今後、シャル寺、ギャンツェゾン抗英遺跡、大昭寺(ジョカン)、小昭寺(ラモチェ)などの補修工事が予定されている。

チベットには現在2300か所余りの文化財がある。1951年の平和的解放以降、とりわけ改革開放以降、中国政府とチベット自治区は文化財補修プロジェクトに力を入れており、現時点で累計7億元余り(約98億円)を投資し、1400か所に上る寺院、遺跡、宗教活動地を補修・開放している。

タルシンポ寺は1447年に建立。パンツェ・ラマ4世以降、歴代のパンツェ・ラマ(チベット仏教においてダライ・ラマに次ぐ高僧)がここを本拠地として政治・宗教活動を行った。修繕・改築工事を経て敷地面積はおおよそ24万平方メートル。1961年、国務院により「国家文物(文化財)保護単位」に指定されている。(翻訳・編集/下妻)

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