Record China 2017年5月29日(月) 12時50分
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28日、韓国で開かれている20歳以下(U−20)サッカーワールドカップ観戦に訪れた日本人看護師の行動が韓国で話題になっている。資料写真。
2017年5月28日、韓国で開かれている20歳以下(U−20)サッカーワールドカップ(W杯)観戦に訪れた日本人看護師の行動が韓国で話題になっている。韓国・フットボールリストが伝えた。
ソウルから程近い水原(スウォン)ワールドカップ競技場で26日、同大会の韓国対イングランド戦が行われたが、試合終盤、応援席にいた韓国人女性が意識を失い倒れる騒動があった。目撃者の話によると、近くにいた韓国チームサポーターらが関係者に緊急事態を知らせ医療スタッフを要請したが、3万人を超える観客の中、競技場の医療スタッフが患者の元に到着するまでに5分を要したという。
幸いなことに、この日韓国サポーターの一人として応援していた日本人女性は、豊富な医療知識を備えた看護師だった。彼女はすぐさま患者の元に駆け寄って容体をチェックし、日本語の通訳ができる韓国人女性も駆け寄った。
こうして迅速かつ適切な応急処置が行われたおかげで、倒れた患者は呼吸を回復して意識を取り戻した。その後、到着した競技場の医療スタッフに患者を引き継ぐと、看護師の女性は静かに観客席に戻ったという。
倒れた女性は、韓国チームサポーターの地域クラブに所属するメンバーだった。彼女は競技場近くの大学病院に搬送され処置を受け回復した。この日の試合で現場の応援を担当していた地域クラブの支部長は「すぐに駆け付けてくれた日本人女性に深く感謝を申し上げたい。おかげで緊急事態をうまく乗り越えることができた」と感謝の言葉を伝えた。
記事は、救護に当たった日本人女性を「赤いユニフォームを着た白衣の天使が水原ワールドカップ競技場を訪れた。生命の尊さの前に国籍も人種もなかった。危急な状況に現れた美しい行動が命を救った」と紹介した。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「ありがとう」「本当にいい仕事をしてくれた」「素晴らしい」「美しい話だ」「日本人が1人の命を救ってくれた」「素敵だ」など、感謝や称賛の言葉が寄せられた。(翻訳・編集/三田)
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