フライメディア 2017年5月23日(火) 14時0分
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14日、騰訊網によると、4月21日山東省済南市で開催された第一回世界武林(武術界)大会で美人のハンガリー選手が太極拳演武で一位を獲得した。
2017年5月14日、騰訊網によると、4月21日山東省済南市で開催された第一回世界武林(武術界)大会で美人のハンガリー選手が太極拳演武で一位を獲得した。
この美人選手はハンガリーから中国武術(カンフー)を学びに山東省臨沂市費県にある国際武術学校に留学しているカリナ。中国伝統武術に興味をもったのは、15歳のときだった。北京で1年高校に通い、中国語を学んでいたカリナは、中国武術を題材にした映画を見て、その魅力に引きつけられた。ところが、当時は武術を学ぶ時間がなく、その思いを抱いたままハンガリーに帰国。帰国したカリナはハンガリーで柔道を学び、地元の大会で一位を獲得するまでに成長した。
そんなカリナに転機が訪れたのは2016年9月。中国の中央テレビ番組で山東省にある国際武術学校が紹介されているのをインターネット配信で見つけたカリナは、武術学校で外国人が中国武術を学んでいる姿を見て、居ても立ってもいられずに、単身で再び中国の地に足を踏み入れたのだ。その当時20歳だったカリナの「燃えよ!中国カンフーへの道」がここからスタートする。
念願の国際武術学校に入学したカリナを待っていたのは言葉の壁だけではなく、環境や生活習慣の違いなど様々な障害だった。カリナは「中国伝統武術を学びたい」という情熱でそれらを克服し、太極拳、長拳(ちょうけん)などの武術を学んだ。学べば学ぶほど中国武術の魅力のとりこになったカリナは、新しく型(動作)を覚えるのに何度も練習をかさね、半年かけてようやくしっかりと型が決まる美しい太極拳を習得して、今大会に臨んだ。
大会では本番ぎりぎりまでコーチと型をしっかり復習したカリナは、実力を十分発揮する演武を見せて、見事1位に輝いた。
笑顔いっぱいのカリナの夢はハンガリーで警察官になること。「警察官は正義感があるし、何といっても中国武術で悪い人をやっつけるの」。カリナの挑戦はまだまだ続く。(提供:フライメディア)
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