2017年5月16日、「七小福」の先輩女優の于素秋（ユー・ソーチャウ）の訃報を受けて、ジャッキー・チェン（成龍）やドニー・イェン（甄子丹）が哀悼の意を示している。明報が伝えた。

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1950〜60年代に200本近いカンフー映画に出演し、人気女優として活躍した于素秋が12日、米サンフランシスコで死去したことが明らかになった。享年88歳だった。于素秋の父親は、ジャッキー・チェンやサモ・ハン（洪金宝）らを生んだ京劇子役集団「七小福」の師匠だった于占元（ユー・ジムユェン）。このため、于素秋は「七小福」のメンバーにとって、先輩女優であり、頼れる姉貴分だったことになる。

ジャッキー・チェンは過去に、「俳優としての自分の父親は于占元で、姉は于素秋だけ」と語っている。「七小福」のメンバーに加わったのも、もともとは于素秋の大ファンだったからだという。訃報を聞いたジャッキー・チェンはインタビューで、「僕はいつまでも彼女の一番のファン、そして家族だ。ずっと忘れないよ」と悲しみをこらえて語っている。

アクションスターのドニー・イェンにとっても、于素秋は子供時代の憧れの人だった。インタビューでは64年公開の映画「如来神掌」を「最も好きな作品」に挙げ、「彼女は本当に僕のアイドルだった」と当時を懐かしんでいる。（翻訳・編集/Mathilda）