日米韓による北朝鮮発射ミサイルの情報分析、日本が“1人勝ち”=「やっぱり日本には追い付けない」「韓国は情報を国民に公開しない」―韓国ネット

Record China    2017年5月16日(火) 17時30分

拡大

15日、韓国・世界日報は、14日早朝に北朝鮮の弾道ミサイルが発射された直後、日本が発表した推定の発射時刻、最高高度、飛行距離などが北朝鮮の発表とほぼ一致していたとし、米韓の発表と比較して「日本の一人勝ち」と評価した。写真は北朝鮮。

2017年5月15日、韓国・世界日報は、14日早朝に北朝鮮の弾道ミサイルが発射された直後、日本が発表した推定の発射時刻、最高高度、飛行距離などが北朝鮮の発表とほぼ一致していたとし、米韓の発表と比較して「日本の一人勝ち」と評価した。

北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、菅義偉官房長官は14日午前6時30分ごろ臨時の記者会見を開き「本日午前5時28分ごろ、北朝鮮西岸より1発の弾道ミサイルが発射され、30分程度飛行し、日本海に落下したとみられる。現時点において、落下したのはわが国の排他的経済水域(EEZ)内ではないと推定される。引き続き確認中だが、現時点において付近を航行する航空機や船舶への被害報告などの情報は確認されていない」と、第1報を伝えた。

その後、同日午前には、稲田朋美防衛相が、北朝鮮が発射した弾道ミサイルの高度が2000キロを超え、飛距離は800キロ、飛行時間は30分程度、さらに新型の弾道ミサイルだった可能性を明らかにした。

ミサイル発射から1夜明けた15日、北朝鮮の朝鮮中央通信は「新型の地対地中長距離弾道ロケット『火星12』の試験発射に成功した」とし、「ロケットは高度2111.5キロに達し、787キロ先の公海上に設定された目標水域に正確に着弾した」と伝えており、日本による分析がほぼ正しかったことが分かった。

一方、韓国合同参謀本部は15日、ミサイル発射について「分析中」と繰り返し、最高高度は公開せず、飛行距離は700キロとだけ明らかにしていた。また、発射時刻は午前5時27分としたが、北朝鮮発表とは1分の違いがあった。

また米国は、発射時刻を午前5時30分と発表しており、北朝鮮の発表とは違いがある。米国メディアが米軍当局者の言葉として、今回のミサイルが液体燃料や移動式発射台を使う1段式のミサイルで、米政府当局者の間で「KN−17」と呼ばれているミサイルであると報道したことにも疑問が残る。米軍側は「KN−17」を対艦弾道ミサイル(ASBM)とみているが、北朝鮮は「地対地ロケット」として発表しているからだ。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「確かに、合同参謀本部はいつも『分析中』と言っている」「国防部はいったい何をしているのだ?」「韓国政府は情報を持っていても国民に公開しない。日本のニュースの方が客観的かつ事実に近い場合が多い」など、自国関連部署への批判の声が多く寄せられた。

また、「日本は発射の兆候を事前に把握していたぞ(13日早朝、飛行場に移動式発射台が配備されたことを日本メディアが報道)」「やっぱり日本には追い付けない」「日本に比べて韓国は国力が劣ることを認めねばならない」「日本が進んでいるのは確かだ」など、日本に関連した意見もあった。(翻訳・編集/三田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携