人民網日本語版 2017年5月11日(木) 20時40分
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大阪府堺市の大衆食堂「銀シャリ屋 ゲコ亭」で半世紀ご飯を炊き続け、要請を受けて中国に渡った村嶋孟さんがこのほど、堺へ帰った。
大阪府堺市の大衆食堂「銀シャリ屋 ゲコ亭」で半世紀ご飯を炊き続け、要請を受けて中国に渡った村嶋孟(つとむ)さんがこのほど、堺へ帰った。昨年5月に家族3人で北京に移住していた村嶋さんは、「今後も要請があれば訪中する」としている。中国新聞網が伝えた。
村嶋さんはその容姿から「飯炊き仙人」の愛称で親しまれている。専属の通訳と医師がつき、黒竜江省や吉林省、遼寧省などを回って、カメラや市民たちの前でご飯の炊き方をデモンストレーションしていた。中国各地で選抜した料理人10人にその技術を伝え、「弟子」に認定した。
村嶋さんによると、白米は、粘りとつやと香りが決め手。北京の家のかまどで試行錯誤を重ね、米を水に浸す時間を日本での40分より長い1時間半にしたところ、今年3月に初めて納得できる銀シャリが炊けたという。「1年かけて火と水加減を工夫した。中国のトップクラスの料理人も『今まで食べた中で一番おいしい』と言ってくれた」と村嶋さん。
村嶋さんは昨年12月に堺へ戻り、今年3月には上海と北京のイベントに参加した。村嶋さんは、「中国での飯炊きの旅を通して世の中が見えてきた。中国全土から集めた50種類の米で飯炊きを勉強させてもらい、感謝している」と語っている。(提供/人民網日本語版・編集KN)
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