2500年前からの水郷が「競売」へ、「文化の喪失」と波紋広がる―安徽省肥西県

Record China    2008年4月15日(火) 0時47分

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14日、安徽省肥西県の古い街並みが残る水郷「三河古鎮」で、再開発のための資金難から有名な建物が全世界に向けて「競売」にかけられ、中国全土に波紋が広がっている。写真は「三河古鎮」の街並み。

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2008年4月14日、安徽省肥西県の古い街並みが残る水郷「三河古鎮」で、再開発のための資金難から有名な建物が全世界に向けて「競売」にかけられ、中国全土に波紋が広がっている。人民日報(電子版)が伝えた。

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「三河古鎮」は2500年の歴史を誇る昔ながらの水郷。豊楽河、杭埠河、小南河の3つの河が流れていることから、「三河鎮」という名が付いた。観光地化が進んだのは、00年以降。観光施設などへの投資額はおよそ1億元(約14億円)。付近の住民の立ち退き代などを合わせると投資額は3億〜4億元(約42億円〜約56億円)にも達した。

それに比べ主な収入源は、年間わずか数十万元(1元=約14円)の入場料。このままでは再開発が進まず、観光地として遅れをとってしまうと考えた三河鎮政府(村役場に相当)は、ノーベル物理学賞を受賞した楊振寧(よう・しんねい)氏の旧居などいくつかの有名な建物を国内外の企業に「レンタル又は競売」にかけることを思い立った。

これで資金難の問題も解消とご満悦の村役場に対し、ネット上では「文化の喪失」と疑問の声が多数寄せられている。果たしてどんな企業が「お買上げ」するのだろうか?(翻訳・編集/NN)

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