中国選手がボコボコにしていた「日本チャンピオン」、実は単なる留学生だった!=中国格闘技界の「ウラ事情」を暴露

Record China    2017年5月8日(月) 10時40分

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中国の複数のスポーツメディアによると、中国の格闘技界をめぐる「暴露」が物議を醸している。

中国の複数のスポーツメディアによると、中国の格闘技界をめぐる「暴露」が物議を醸している。

「中国における総合格闘技(MMA)の第一人者」を自称する徐暁冬(シュー・シアオドン)氏はこのほどメディアの取材に対して、中国の格闘技の試合に登場するいわゆる「日本チャンピオン」はすべて偽物だと明かした。

徐氏は、「彼らが招待している選手は本当の日本人ではない。北京の日本人留学生だったり、中にはモンゴル人もいる。中国人は日本人をやっつけると聞くと喜ぶ。これはもはや自分で自分をだましている行為だ」と大会の主催者に怒りをにじませながら語った。

また、「君たち(メディア)が暴露する勇気があるなら私も話そう。現在、日本人のファイトマネーは中国の試合では最高になっている。ロシア人も米国人もブラジル人も、日本人ほど高くない。なぜだかわかるか?日本の選手は自分がやられるために来ていることを知っているからだ」と明かした。

さらに、「北京外国語大学でそこそこ鍛えている日本人留学生のファイトマネーは5000元(約8万円)だったが、今では6万元(約100万円)に跳ね上がっている。しかも、これは最低金額だ。彼らのレベルはとても低いが(主催者は)それだけ出す」と格闘技界の裏事情を暴露した。

近年、中国で行われる大きな格闘技の大会には必ずと言っていいほど「日本チャンピオン」と名の付く選手が登場し、そのほとんどが中国選手に敗れている。中国人が日本人を叩きのめすという結果に観客は当然盛り上がるわけだが、徐氏の証言通りならそれはすべて演出だったということになる。

この報道に、中国のネットでは「見ていても(相手が)大した選手じゃないことがわかる」「日本チャンピオンがよく中国選手にボコボコにされているけど、国際的な団体のランキングでは日韓の選手が何人もランクインしてるのに中国選手はほとんどいない。これが原因なんだろうな」「UFC(※米総合格闘技団体)には日本や韓国の選手が何人もいるけど、中国人はゼロだ」「そんなのとっくに知ってたさ。一部の人間の自己満足のためだってね」といったコメントが多く、すでに見抜いていたユーザーも少なくないようだった。

このほか、「政府当局には、八百長で金を受け取っていた人物がいないか調べてもらいたい」といった意見も出ている。(編集/北田

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