韓国の新大統領が解決しなければならない4つの難題―中国メディア

Record China    2017年5月9日(火) 13時40分

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8日、騰訊網は、韓国の新大統領が就任後に解決する必要のある「四つの難題」を提起した。写真はソウル。

2017年5月8日、騰訊網は、韓国の新大統領が就任後に解決する必要のある「四つの難題」を提起した。

記事は、9日の選挙で選ばれる新大統領には、朴槿恵(パク・クネ)前大統領時代の混乱を収束させる使命のほかに、重大な四つの試練が待ち受けているとした。

1点目は経済の回復だ。小売業もサービス業が低迷して消費が委縮している上に、最大の貿易パートナーである米国が保護主義に走る厳しい状況の中、韓国経済の立て直しは急務と言える。記事は「新大統領就任後に経済の苦境を脱するプランが打ち出せなければ、国民の不満はより鬱積(うっせき)することになる」と指摘した。

2点目は中国との関係。高高度防衛ミサイル(THAAD)配備による中国との関係悪化は経済に大きなダメージを与えた。また、北朝鮮問題でも中国は重要なポジションにある。新大統領がTHAAD配備の見直しを行えば、中韓関係は転換点を迎えるかもしれないとのことだ。

3点目は北朝鮮問題だ。核の道をさらに進む北朝鮮と制裁を強める米韓の亀裂はますます深まっている。文在寅(ムン・ジェイン)氏や安哲秀(アン・チョルス)氏が当選すれば北朝鮮への融和政策がとられる可能性もあるが、結局は米中が設定した構図の中にとどまることとなり、関係改善の実現は難しいという。

そして、最後の4点目はトランプ米大統領との関係だ。THAAD配備の費用負担を求め、自由貿易協定破棄を示唆するなど、同大統領の言動に韓国国内からは憂慮の声が出ているが、韓国は経済面でも安全保障面でも米国に依存せざるを得ない。記事は「トランプ大統領とうまく付き合っていくことも重要課題の一つである」と指摘している。(翻訳・編集/川尻

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