2008年4月8日、河南省鄭州市で、貴重な「梅花鹿」が引越し用トラックで輸送され、長期間密閉状態に置かれたため30頭が死亡するという事件が発生した。「梅花鹿」は国家二級保護動物で輸送には国家林業部門の許可が必要だが、無許可で輸送されていた。河南省「大河ネット」が伝えた。

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死亡した「梅花鹿」31頭は、東北の人工飼育施設から、河南省の観光開発会社が100万元（約1400万円）で購入したもの。全部で91頭購入したうちの61頭を先に運ぼうと、鄭州の引越し会社に依頼した。2台に分けて輸送したが、うち1台が「思った以上の密閉状態」だったようで、鄭州市に到着した時にはすでに全頭が死んでいた。

警察はもう1台に乗せられていた「梅花鹿」30頭を保護。重大な刑事事件として捜査を始めたが、荷主と引越し会社の間では激しい責任のなすり合いが行われているという。（翻訳・編集/NN）