24億円の架空取引詐欺、きっかけは息子の借金返済!―上海市

Record China    2008年4月4日(金) 6時9分

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4月2日、息子が賭博で作った借金の返済をきっかけに、父親が融資や多数の企業との架空取引詐欺をはたらき、1億7000万元を集めるという事件が起きた。父親はすでに捕まっている。写真は蘭州の違法賭博場。

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2008年4月2日、労働報によれば、息子が賭博で作った借金返済をきっかけに、父親が融資や多数の企業との架空取引詐欺をはたらき、1億7000万元(約23億8000万円)を集めるという事件が起きた。

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2000〜05年、王(ワン)容疑者は他の企業から出資を受けるかたちで5つの企業を設立したが、06年1月、返済はすでに滞っていた。同容疑者によれば当初、各企業の業績は良好だったものの、4000万元(約5億6000万円)をだまし取られ、さらに息子が賭博で作った借金8000万元(約11億2000万円)を返済したことで多額の赤字を出したという。

06年4月、赤字を補うため王容疑者は自身の保有する企業の1つから、建物の骨組みなどに使用されるスパイラル筋を買い入れるという名目で銀行に融資を申請、さらに1万7348tのスパイラル筋倉庫証券を担保にし、銀行に架空取引先との間で引受手形の契約と動産抵当契約を結ばせ、銀行から借り入れた3000万元(約4億2000万円)を他の融資金と利息の返済に充てた。06年9〜12月、今度は自身の保有する企業間での架空取引により名目上の業績を上げることで複数の企業から信用を得て、売買契約を結び1億4000万元(約19億6000万円)をだまし取った。

その後、王容疑者は行方をくらましていたが、06年12月、逃亡先で拘束。4月1日、上海森江物資有限会社の法定代表者として、詐欺行為の容疑により、上海市第2中級人民法院において裁判が行われた。(翻訳・編集/岡田)

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