北朝鮮外務次官が突然の訪中、託された4つの大きな任務とは?―米華字メディア

Record China    2017年3月2日(木) 14時20分

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1日、米華字メディア・多維新聞は、北朝鮮の李吉聖外務次官が2月28日に突然北京を訪れたと報じた。資料写真。

2017年3月1日、米華字メディア・多維新聞は、北朝鮮の李吉聖(リ・ギルソン)外務次官が2月28日に突然北京を訪れたと報じた。

記事は、李外務次官が5日間北京に滞在して中国政府と接触すると紹介したうえで、その意図について考察。「北朝鮮は2009年4月に6カ国協議から離脱して以降、中国抜きで米国と直接対話し続けてきた。トランプ米大統領も先日、金正恩(キム・ジョンウン)氏との会談の意向を示したが、2月12日のミサイル発射、そしてマレーシアでの事件により破談となった。米国が直接交渉を拒絶したことで、北朝鮮は仲介者を求めている。李外務次官の訪中には、中国に米国との和平交渉をあっせんしてもらいたい、中国を通じて米国の意図を探りたいという狙いがある可能性が高い」とした。

このほか「韓国が高高度防衛ミサイル(THAAD)の件で米国に傾倒し、日米韓3カ国が北朝鮮に対する『ミニNATO(北大西洋条約機構)』を構築しようとする中、中国に対する援助を要請する」「中国による北朝鮮からの石炭輸入停止について交渉する」「金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件に対し、中国政府が引き続き沈黙を保つよう依頼する」という3つの意図についても言及している。(翻訳・編集/川尻

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