<横顔>「第2のコン・リー」は卒業!小さな枠に収まらない清楚可憐な策略家―チャン・ツィイー

Record China    2008年3月12日(水) 19時13分

拡大

11日、チャン・ツィイーが「米メディア王」ことルパート・マードックの妻らと共同で映画制作会社を設立するというニュースが流れた。事業も恋愛も順風満帆なツィイーの、これまでを振り返る。

(1 / 6 枚)

2008年3月11日、ハリウッドで躍進中のチャン・ツィイー(章子怡)が、「米メディア王」ことルパート・マードックの妻らと映画制作会社を設立するというニュースが流れた。最新作ではヒュー・グラントとの共演が決まるなど、海外でのキャリアが順調にスケールアップするなか、ツィイーは「女優」の枠まで軽々と飛び越えようとしているようだ。

その他の写真

中国が生んだ国際スター、チャン・ツィイー(章子怡)は、そのキャリアの滑り出しからしてスケールが違った。チャン・イーモウ(張芸謀)監督に抜擢され、「初恋のきた道」(1999)の可憐な田舎娘役でスクリーンデビュー。その純情無垢で可憐な姿を観客の眼に鮮烈に焼きつけ、「第2のコン・リー(鞏俐)登場」と話題になった。

その後は、アン・リー(李安)監督の「グリーン・デスティニー」(2000)をはじめ、ウォン・カーウァイ(王家衛)監督の「2046」(2004)、チェン・カイコー監督の「梅蘭芳」(今年8月中国公開予定)と、国内の有名監督の作品を渡り歩き、その間に「ラッシュアワー2」(2001)でハリウッドデビュー、「MUSA」(2001)で韓国デビュー、「オペレッタ狸御殿」(2005)で日本デビューと、着々と海外進出を進めてきた。そしてゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされた「SAYURI」(2005)で、完全に海外での足場を固めた。デビュー時から売りにしてきた清楚可憐なマスクの下には、ハリウッドで渡り合えるほどの芯の強さと上昇志向が眠っていたのだ。

キャリアを着実に伸ばすと同時に、プライベートの恋愛も着実にグレードアップしている。デビュー時には国内の大御所、チャン・イーモウ(張芸謀)監督をメロメロにし、その後、香港の大富豪の孫で青年実業家の霍啓山氏にスパッと乗り換え。そして現在は、アメリカのインディペンデント系映画製作会社「ワインスタイン・カンパニー」の株主でハリウッドの実力者、ヴィヴィ・ネヴォ氏と交際している。それぞれの交際がキャリアに結びついているところが、何ともたくましい。

■チャン・ツィイー(章子怡)

1979年2月9日、北京生まれ。女優。2000年、中央戯劇学院卒業。チャン・イーモウ(張芸謀)監督の大ヒット作品「初恋のきた道」(1999)の主演でスクリーンデビュー。代表作に「グリーン・デスティニー」(2000)、「HERO」(2002)、「SAYURI」(2005)など。新作はチェン・カイコー監督の「梅蘭芳」(今年8月中国公開予定)。日本では花王「アジエンス」のイメージキャラクターとしてお馴染み。(翻訳・編集/愛玉)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携