「鉄の女」呉儀副首相、ネットは「引退を惜しむ声」一色―中国

Record China    2008年3月12日(水) 4時29分

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10日、昨年12月、「両会」終了後に引退すると宣言した呉儀副首相に対して別れを惜しむ声、引きとめようとする声がインターネット上に増えている。「鉄の女」の人気は非常に高い。写真は「両会」に参加する同氏。

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2008年3月10日、南方都市報によると、引退宣言した呉儀(ウー・イー)副首相に、「呉儀副首相に敬礼!あなたのことは忘れない」といった尊敬の念を込めた言葉がネット上に増えている。中国の「鉄の女」に「あと何年か国民のために働いてください」と引き止める声も多い。

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昨年12月、呉儀副首相は2008年の「両会」(全国人民大会と政治協商会議)終了後に引退すると宣言、「私のことは忘れてください」と話した。呉副首相は非常に人気が高く、「とても謙虚でSARSの時も専門家の意見を尊重し、責任感が強かった」と言われ、「村の女性幹部よりも親近感がある」と語る人もいる。インターネットの書き込みも副首相を称え、引退を惜しむ声が多い。また、あるブログには呉副首相の事績について書かれ、「呉副首相は諸葛亮に比肩しうる人材だ」とのコメントが加えられるほど。

一方で、何とか引きとめようという声も大きい。彼女の引退を中国人にとっての「損失」と捉える声や「あと数年働いてください」と願う声、さらに呉副首相の「鉄の女」と言われる所以、率直な姿勢や厳格な態度から、「監察や紀律検査の部署で働いて欲しい。そうすれば間違いなく腐敗は減る」とする声も。また、「役人の勤めは呉儀副首相に学ぼう」と呼びかける声もあるほどだ。

「呉副首相のような人が増えれば中国は強く豊かになる。国民ももっとよい日を過ごせるだろう」というカキコまであり、これだけ一方的に賞賛する声だけがあふれていると、日本的な常識では、その背景を勘ぐる向きも出てきそうだ。(翻訳・編集/小坂)

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