気象庁が「春季予報」を発表、東部では少雨で水不足へ=小麦の作付けに影響―中国

Record China    2008年3月11日(火) 6時20分

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7日、中国気象庁が今年の「春季気象予報」を発表。この春中国東部では少雨で水不足となり、北部は日照りとなる恐れがあると予想している。写真は山東省の小麦畑。

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2008年3月7日、中国気象庁が近日、今年の春季気象予報を発表したという。新華社が伝えた。

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同庁ではこの春中国東部では少雨で水不足となり、北部は日照りになる恐れがあると予想している。

この冬から、東北地域の中南部、内モンゴル自治区東部の一部区域、華北地域の中東部では降水量が通常の約3〜8割少なく、今年2月に入り、黒竜江省、吉林省、遼寧省の東北地区、内モンゴル自治区東部、華北地域と黄河・淮河下流地域の降水量は約5割以上も少なくなっている。特に黒竜江省南部、吉林省西部、遼寧省西部と南部、北京市、天津市、河北省などでは雨が降っていないために、土壌の水分が不足し、有効な手立てが得られていないままとなっている。

水不足の心配のあるのは、吉林省西部、遼寧省北部、内モンゴル自治区中東部、黄河・淮河下流大部分の地域で、降雨量は2〜5割少なくなっており、春の種まき時期は予断を許さない状態にあると見ている。

また、3月には内モンゴル自治区東部、東北地区中西部、華北地区は気温が平年より高めになり、降水量も平年より少なめになるため、日照りとなる恐れがある。

中国気象庁国家気象センターの楊貴名(ヤン・グイミン)首席予報官は、これから華北地域一帯での冬小麦の成長と、春小麦の準備に不利となるので、節水灌漑を行ったり、日照りに強い品種を選ぶなど、その対策を取るように呼びかけている。(翻訳・編集/佳佳)

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