北京五輪中は河北省から取水、「水の安全」も問題なし―北京市

Record China    2008年3月10日(月) 16時27分

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9日、「南水北調」の北京―石家荘区間が完成し、北京五輪までに河北省から約2億立方メートルの水の供給が始まることが分かった。写真は「南水北調」北京エリアのトンネル工事。

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2008年3月9日、中国南部の長江の水を北部に引く運河建設プロジェクト「南水北調」の北京―石家荘区間が完成し、北京五輪までに河北省から約2億立方メートルの水の供給が始まることが分かった。また水のコストはトンあたり約2元(約30円)で、12元(約180円)とする報道は否定された。「京華時報」が伝えた。

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これは全国政治協商委員で国務院「南水北調」プロジェクト建設委員会弁公室の寧遠(ニン・ユエン)副主任が明らかにしたもの。寧副主任によると、北京五輪期間中は河北省のダムから北京に毎秒約15〜20立方メートルの水が供給されるという。厳しい水質管理システムが敷かれるため、「水の安全」も十分保証できるとした。突発的な事故のためのマニュアルもすでに完成されているという。

また、五輪期間中の河北からの送水は“応急措置”であり、「南水北調」プロジェクトの水源ではないとのこと。「南水北調」が全線貫通すると北京へは湖北省の水が供給され、毎年10億立方メートルもの水が確保できるようになるという。(翻訳・編集/NN)

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