2008年3月6日、四川省の「成都晩報」によると、四川省成都市の婚姻登記所に1日にこれまでの3倍以上ものカップルが手続きに訪れているという。

【その他の写真】

「以前は1日に40組ほどのカップルが訪れていたが、春節後の今は1日に150組も訪れている」と登記所の職員は話す。しかしこれは、全くのデマを信じてしまったための行動だった。

登記に訪れたあるカップルによって真相は明らかになった。趙（ジャオ）さんのカップルによると、巷で「婚姻法が改正される」という噂が広がっているというのだ。

それによると「男性は現在の法定年齢の22歳から25歳へ、女性は20歳から23歳へ引き上げられる」という話が飛び交っているという。そこでそれを聞きつけた22歳以上25歳未満の男性と20歳以上23歳未満の女性のカップルが、急いで結婚の手続きをしにやって来ているというわけだ。22歳になったばかりの夫の趙さんは「これで何年も待たなくて済みました」と話していた。

3月5日、成都市民政局は「結婚の法定年齢が引き上げられるという噂は全くのデマです。これまで通り変わりません」と発表した。（翻訳・編集/浅野）