北朝鮮の新型弾道ミサイル、日米韓の大事な時期に発射=中国にも影響―米メディア

Record China    2017年2月15日(水) 11時30分

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13日、米華字ニュースサイト多維新聞は、北朝鮮の新型弾道ミサイルについて「日米韓の大事な時期に発射された」とする記事を掲載した。資料写真。

2017年2月13日、米華字ニュースサイト多維新聞は、北朝鮮の新型弾道ミサイルについて「日米韓の大事な時期に発射された」とする記事を掲載した。

韓国・聯合ニュースによると、北朝鮮の新型ミサイルの射程距離や約500キロ。日本海に落下したとみられる。これまでのミサイルを一部改良したとみられ、発射による政治的な意味は大きい。安倍晋三首相は米国を訪問中で、日米に対する警告と判断された。安倍首相は発射を厳しく批判し、トランプ米大統領は日本を援護する姿勢を示した。

しかし、さらに大きな影響を受けたのは中韓だ。昨年の発射は大みそかで、今回の発射は、中国の重要な年中行事「元宵節」の後だった。日米首脳会談をにらみ、北朝鮮は春節(旧正月)を避けて発射したとみられる。

今回の発射は、米軍の地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)韓国配備により強力な口実を与えた。THAADは中国にとって痛いところで、北朝鮮は中国の感情をそれほど考慮しなかった。トランプ氏が貿易、台湾問題などで中国をけん制すれば、中国政府は朝鮮半島問題に圧力を転嫁するかどうか注目される。

日米からみれば、北朝鮮問題の背後にいるのは中国で、現状は楽観できない。中朝関係では、北朝鮮があえて反発するのは必至。中国にも完全にコントロールはできない。韓国は相変わらず被害者の立場だ。中韓関係が密な時は、中国政府の同情を受けていた。しかし、THAAD配備問題が発生してからは、中韓の対立が朝鮮半島問題で最も注目すべきポイントになった。(翻訳・編集/大宮)

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