2008年3月5日、5日付香港・経済通によると、中国の家電量販店最大手の国美電器控股有限公司が、上海証券取引所上場の山東省済南市の家電チェーン、三聯商社股フェン有限公司の株式10．69％を取得することが明らかになった。取得価格は5億4100万香港ドル。

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買収完了後、国美電器は三聯商社の筆頭株主となる。三聯商社は山東省済南市を拠点に家電チェーンを展開する会社で、現時点の小売店舗は直営店が10店、フランチャイズ店が100店ある。

近年、中国の家電量販業界では同業他社間のM＆A（買収・合併）が盛んに行われており、大手によるシェア争奪戦が激化している。中でも国美電器はM＆Aに積極的で、06年11月に当時業界第3位の永楽電器を買収、07年末には業界5位の大中電器の買収案が浮上するなど業界での地位強化に努めている。（翻訳・編集/KS）