Record China 2008年3月5日(水) 5時49分
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3月3日の報道によると、32年前、香港の病院で赤ちゃんの取り違えのあった疑いが浮上。ある男性が母親と血がつながっていないのに気づいたのが発端。香港医院管理局は同時期に同病院で生まれた人について鑑定を呼び掛けている。写真は重慶市の病院。
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2008年3月3日、人民網の報道によると、32年前、香港の病院で赤ちゃんの取り違えのあった疑いが浮上している。32歳の香港人男性、李国賢(リー・グオシエン)さんが血液型から自分の母親が実の母でないことに気づいたのが発端。同時期に同じ病院で生まれた子供のうち誰かは李さんと入れ違った可能性があるわけで、香港医院管理局が当時の該当者にDNA鑑定などを呼び掛ける騒ぎになっている。
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李さんの母、雷鳳霞(レイ・フォンシア)さんが香港の賛育病院で赤ちゃんを出産したのは1976年11月30日。以来、親子として生活をともにしてきた2人だったが、昨年10月、母親の血液型がO型であることを知り、疑念が湧いた。李さんはAB型で、通常、O型の人からAB型の子供は生まれないからだ。
同11月、李さん親子は念のため、DNA鑑定を行った。その結果は残酷なものだった。李さんと母の雷さんは99.9%血縁関係にないことが明らかになったのだ。父親も含め、李さん親子は翌日一緒に鑑定レポートを確認したが、結果は変わらず、両親は呆然とするしかなかった。
この事実がメディアなどを通して明らかになると、香港では大きな波紋を呼んだ。通常、自分の親や子が本物かと考えることはめったにないが、DNA鑑定などによって確証を得ている人はまずいないから、いったん疑い出せばきりがない。
李さんの誕生日11月30日前後数日の間に賛育病院で生まれた男児は100人余り。もう少し範囲を広げ、1976年11月28日から12月14日の半月余りで見ると、約180人の赤ちゃんが同病院で誕生している。すなわちこの百数十人の中に李さんと取り違えられた赤ちゃんがいる可能性が高い。
事態を重く見た香港医院管理局は、この180人とその親に対し、DNA鑑定を受けるよう呼び掛けているが、30年以上という年月の流れやプライバシーの壁もあり、取り違えた相手が見つかる確率は低い。李さんは「これからも養父母とともに暮らしていく考えだが、実の親がまだ元気でいるかどうかは知りたいし、できれば一度くらい一緒に食事がしたい」と話している。(翻訳・編集/NA)
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