深刻な被害を及ぼしている四川遂寧市の干ばつー四川遂寧市

2006年7月27日、四川省遂寧(すいねい)市の干ばつは、一向に収まるところを知らない。ここ一連の干ばつによる直接の経済損失額は、累計で3億元（約45億円）にも達している。20万の人々と、20万匹の家畜は、十分な飲み水の確保に困難を極めている。遂寧市では、この6月下旬から、降水量は16.3〜79.6ミリメートルだけと、例年と比較して、平均より40%〜50%少ない。とりわけ、南部の地域では90%近くも極端に少ない。特に、7月11日以来、遂寧市の平均気温は29.6〜32.4℃と、こちらも例年に比べて5〜6℃も高く、12日からは35℃〜38℃にも上昇し、最高気温はなんと40.5℃に達した。連続しての晴天、しかも、高温少雨の天候で、干ばつは一層、その深刻さを増している。

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