Record China 2017年6月27日(火) 9時0分
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世界トップレベルの設備を持つ中国の空港でどうして日常的に遅延が発生するのだろうか。写真は上海浦東国際空港。
2017年6月24日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは「世界トップレベルの設備を持つ中国の空港でどうして日常的に遅延が発生するのか」と報じた。
中国に行ったことのある外国人は現代化された空港、高速鉄道、地下鉄、高速道路に深い印象を覚えることだろう。北京首都国際空港の第3ターミナルは世界最大の空港ターミナルと称されている。しかし、管理やサービスといったソフト面では劣っており、まだまだ多くのことを学ばなければならない。
飛行機の定時運行率に関する国際的な調査で、中国の空港や航空会社はワースト10の常連となっている。当局のデータでは中国本土の航空便の4分の1に遅延が起きており、香港や広州、深センと北京・上海を結ぶ路線で特に顕著だ。
中国民用航空局は「遅延の最大の原因は天候」としているが、それが管理やサービスが行き届かないことの言い訳になってしまっている。雨の多い羽田空港やシンガポール・チャンギ空港は定時率が高い。
よりひどいのは、航空会社や空港スタッフが空港の管制を持ち出して乗客の不満を抑え込もうとしている点だ。実際、民用航空局の昨年データでは、管制による遅延は10%にも満たなかった。政府は新しい空港の建設によって遅延問題の解消を目指しているが、専門家からはより細かい管理とサービスによってもっと効果的に問題を解決できるのではという指摘が出ている。(翻訳・編集/川尻)
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