訪英中の劉特使、ダルフール問題とスピルバーグ監督“辞任の真相”語る―中国

Record China    2008年2月22日(金) 17時54分

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22日、訪英中のダルフール問題特別大使がロンドンで、ダルフール問題とスピルバーグ監督が北京五輪の芸術監督を辞任したと報道されたことについて語った。写真は06年4月、北京訪問時のスピルバーグ監督。

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2008年2月22日、中国新聞社がロンドン発で報じたところによると、現在訪英中の、ダルフール問題担当、劉貴今(リウ・グイジン)特別大使が21日、ダルフール問題とオリンピックは何の関係もなく、両者を結びつけるのは不当だと言及した。また、ハリウッドのスピルバーグ監督が北京オリンピック開閉幕式の芸術顧問を辞任したと報道されていることについても触れた。中国新聞網が伝えた。

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劉特使は21日午後、ロンドンの中国大使館で記者会見を行い、スーダンのダルフール問題は中国が引き起こしたものではないし、問題とは無関係のオリンピックを政治化する手段とすることについても「理解に苦しむ」と反対を表明した。

また、スピルバーグ監督が北京オリンピック開閉幕式の芸術顧問を辞任したと海外メディアで報じられたことについて、劉特使は、北京オリンピック組織委が同監督に打診したのは確かだが、監督側から5月1日の最終期限までに回答がなく、正式な契約も結んでいなかったことを明らかにした。さらに、2007年9月、ニューヨークにおいてスピルバーグ監督とダルフール問題について話し合いの場を持っていたことも明らかにした。

劉特使は、一部の国のNGOやマスメディア、議員がダルフール問題に関連して中国への批判を行っているが、欧米各国の政府がこうした批判を支持しているわけではなく、中国が同問題について大きく貢献していることを各国政府首脳も認めていることだと主張した。(翻訳・編集/岡田)

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