Record China 2019年11月14日(木) 13時40分
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華字紙・日本新華僑報はこのほど、「中国はいつになったらまた日本の学生たちの主な修学旅行先になるのか」と題する文章を掲載した。写真は長城。
華字紙・日本新華僑報はこのほど、「中国はいつになったらまた日本の学生たちの主な修学旅行先になるのか」と題する記事を掲載した。
記事はまず、「修学旅行」が日本に登場した経緯について説明。高度経済成長期は鉄道が修学旅行の主な交通手段だったが、その後、飛行機も使われるようになったとした上で、「目的地が日本国内に限られることはなくなった。以前は東京の上野動物園に行ってパンダを見学することが大変な人気を集めたが、飛行機が使われるようになると中国への修学旅行も学生らの主な選択となった」とした。
さらに「多くの学校が先を争って中国への修学旅行計画を組んだ」と続け、その理由として両国の距離の近さなどを挙げつつも「最も重要なのは日中が友好関係にあったこと。これにより、たくさんの日本人が中国を訪れたいと考えた」と指摘。そして、ここ十数年の状況について、「中国を修学旅行の目的地とする動きは見られなくなった」「一般の旅行会社も中国旅行に関するサービスの提供に後ろ向きだ」との考えを示した。
記事は「国民感情は交流によって培われる。訪中を望まない日本人の対中好感度を上げるのは難しい」とし、「両国の最近の調査がこれを証明している」「訪日中国人が増えたために中国人の日本に対する好感度は上がった。日本は逆」と説明。そして、「岐阜市少年友好訪中団の15人が中国・杭州市を訪れ、『日中不再戦』の碑を見学した」という最近のニュースを「サプライズを与えてくれた」と評し、「(碑の見学によって)生徒らはプラスの影響を受けたはず。もしこのような訪問団が増え、日本の学生が中国を再び修学旅行の目的地とするようになったら、日中関係の未来はますます良くなるはずだ」と結んだ。(翻訳・編集/野谷)
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