韓国が「大気汚染源は中国」と主張、衛星発射で証明へ―韓国メディア

Record China    2017年4月15日(土) 7時30分

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13日、韓国でスモッグ被害が深刻化している中、「汚染源は中国」との説を検証することを目的に、韓国がついに衛星を打ち上げる事態になった。写真は成都の大気汚染。

2017年4月13日、環球時報によると、2017年に入ってから、韓国でスモッグ被害が深刻化している中、韓国KBSラジオ(電子版)は、専門家やメディアが指摘する「汚染源は中国」との説を検証することを目的に、ついに衛星を打ち上げる事態になったと報じた。

韓国政府は2019年に打ち上げが計画されている気象通信衛星「Cheollian」に粒子状物質を観測する装置を取り付け、韓国国内で大気汚染を引き起こしている粒子状物質の発生源を追跡するという。汚染は非常に深刻な状況にあり、韓国航空宇宙研究院(KARI)は衛星打ち上げを急いでいる。

衛星の打ち上げは、中国の大気汚染が日本や韓国にまで影響を及ぼし、人々に不満が生じていることについてコメントを求められた中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官が、「本当に中国の大気汚染が周辺国に影響しているのか、科学的、専門的な検証が必要だ」と指摘したことを受けてのことだという。

韓国国立環境研究院の専門家は、「韓国で大気汚染を引き起こしている粒子状物質の30〜50%は中国から飛来している。1〜3月は75%前後に達した」と指摘。韓国紙・亜州経済も「中国のスモッグは朝鮮半島の大気汚染原因のひとつだ」と伝え、ネット上でも「中国に対する報復が必要」「中国製品をボイコットすべき」などの激しい意見が出ている。

なお、26日には韓国の仁川(インチョン)で日中韓3カ国の環境省による局長級会合が行われる予定で、大気汚染物質など環境分野の懸案と協力策を話し合うことになっている。(翻訳・編集/岡田)

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