＜鳥インフルエンザ＞湖南省で22歳男性が感染、既に死亡―中国

2008年2月18日、中国新聞社の報道によると、中国衛生部は、湖南省で22歳男性が高病原性鳥インフルエンザに感染、1月に死亡した、と公式HPを通じて発表した。

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この男性は、同省永州市江華県在住。1月16日に発熱や頭痛の症状を示し、近くの診療所を受診。治療を経て一度は回復に向かったものの、県医院へ転院してからび症状が悪化して呼吸困難に陥り、同24日に死亡したという。

2月15日、湖南省疾病予防制御センターが、この男性の気道から採取した体液をサンプル検査にかけたところ、H5型鳥インフルエンザウィルスに陽性反応を検出。続いて同17日、中国疾病予防制御センターが同様の検査を行った結果、やはり陽性反応を確認した。このため、政府の専門家チームは世界保健機関(WHO)の定める基準に照らし合わせて、高病原性鳥インフルエンザ感染例と確定した。

湖南省政府はこの事態を受け、マニュアルにのっとって、拡散予防に全力を挙げている。感染前後にこの男性に接触した人物すべてを特定し、徹底的な臨床検査を行っているが、現在のところ、新たな患者および異常は報告されていない。

今回の感染について、中国政府はすでに世界保健機関(WHO)および香港・マカオ地区をはじめとした周辺国家へ正式な報告を行っている。(翻訳・編集/愛玉)