抗凝固剤のアレルギーで4人死亡、成分の一部は中国から輸入―米国

Record China    2008年2月19日(火) 10時46分

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2月18日の報道によると、米国で中国からの輸入成分を含む血液抗凝固薬「ヘパリン」が重篤なアレルギー症状を引き起こしていると発表された。これまでに4人の死亡が報告されている。資料写真。

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2008年2月18日の新民報の報道によると、米国食品医薬品局(FDA)は米バクスター社の血液抗凝固薬「ヘパリン」の投与が原因と見られる重篤なアレルギー症状が確認された、と発表した。これまでに300人以上が発症し、4人の死亡が報告されている。

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「ヘパリン」は代表的な抗凝固薬で血栓閉塞症などの治療に広く用いられている。ブタの腸から採取される有効成分を原料としており、バクスター社は主に中国から輸入していた。

今回の事態を受け、FDAは中国のサプライヤー・常州凱普生物化学有限公司の調査を開始。同社は米中資本の合資企業だが、米国内での薬品販売に必要なFDAの検査を受けていなかったという。電話取材に対し、同社はFDAの調査を受けたかどうかも含め、一切のコメントを拒否している。

現在のところ、問題のアレルギー症状と同社が製造した成分の関連は不明。しかし、これを機に、米国社会で中国製品の安全性への不信が再燃することも懸念されている。(翻訳・編集/KT)

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