Record China 2008年2月17日(日) 18時49分
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2008年2月、上海の未成年のうち約半数が「誠実だと損をする」と考えているという。また「ハッカーを尊敬する」と答える小学生は約4割。公共のマナーを破ることも平気なようだ。写真はドイツ生まれの竹馬「パワースキップ」に興じる上海の若者。
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2008年2月15日、「新聞晩報」によると、上海の未成年のうち約半数が「誠実だと損をする」と考えているという。上海社科学院の青少年研究所が調査を行った。
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調査は青少年の道徳観を知るために行われた。その結果、「バスに乗っても切符を買わない」「席を譲らない」「ポイ捨てをする」など8つの公共のマナーに違反する項目の中で、「麻薬の使用」だけが唯一、ほとんどの未成年が拒絶するものであった。公共のマナーを守ろうとする意識はあまりないようだ。
また、気になるのが、約半数の未成年が「誠実だと損をしてしまう」と考えていることだ。さらに小学生の約4割は「ハッカーを尊敬する」と答え、3割は「ハッカーになりたいと思ったことがある」そうだ。
2000年以降に親になった人々は学歴も高くなり、その約6割が大卒以上だという。子どもに「大卒以上の学歴を持ってほしい」と考えるのは80年代に親になった人々では約7割、90年代以降からは約9割になった。おもしろいのは2000年以降親になった人々は、子どもの教育を「両親に責任がある」と考えるよりも「運に左右される」と考えるようになったことだ。
研究所の徐(シュー)博士はこの結果について、「2000年以降に親になった人々は子どもの教育に自信がなく、気をもんでいる。そのため子どもに良い成績をとらせるための教育ばかりしている。しかし、子どもにはもっと道徳的なことを教えてやる必要がある」と話している。(翻訳・編集/浅野)
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