＜北京五輪＞スピルバーグ監督の芸術顧問辞退「影響ない」、ダルフール問題に抗議―中国

2008年2月14日、外交部の劉建超（リウ・ジエンチャオ）報道官は記者会見に出席、米映画監督のスティーブン・スピルバーグ氏が北京五輪芸術顧問を辞退したことに遺憾の意を表明した。中国新聞社が伝えた。

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スピルバーグ氏はスーダン・ダルフール問題に対する中国政府の対応を辞退の理由に挙げている。劉報道官はダルフール問題と五輪とを結びつけることは問題解決にならず、またスポーツの非政治化という五輪精神に反するものと批判した。

また、昨年5月にダルフール問題特別代表を任命、各国と協調して問題解決に尽力していると強調した。スピルバーグ氏の顧問辞退後は「各国の芸術家らと協力し素晴らしい開会式を見せる」として影響はないとの見方を示している。（翻訳・編集/KT）