旧日本軍「慰安所」跡で火災、原因は新年迎える爆竹か―江蘇省南京市

Record China    2008年2月14日(木) 18時13分

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14日、旧正月の元旦、南京の旧日本軍慰安所跡で火災が発生した。保護策の成立を急ぐべきとの意見が強まっている。火災の原因は旧正月を祝う爆竹の可能性がある。写真は火災前の様子。

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2008年2月14日、揚子晩報によれば、旧正月の元旦、アジア最大とされる旧日本軍の慰安所があった「侵華日軍南京慰安所跡」で火災が発生した。火災は早急に消し止められたが、火災により、慰安所跡で多くの窓が損壊しており、屋根と天井部分が焼け落ちてしまった。周囲の住宅に被害はなく、死傷者もなかった。

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近隣住民の話によれば、火災は旧正月元旦の午前12時20分頃発生し、火の勢いはかなり大きかったそうだ。慰安所跡は保存のため封鎖されており、駆けつけた消防車によって火災は1時間ほどで消し止められた。火災発生当時、付近では旧正月を迎えるための花火や爆竹が鳴らされており、その際に建物に火がついてしまったのではないかと見られている。周囲の住民は、地域一帯を「爆竹禁止エリア」に指定するべきだと語っている。

火災事件を受けて、専門家は早期の修復活動を呼びかけており、保護策の成立を急ぐべきとの意見が高まっている。南京ではすでに40か所あまりの慰安所跡が見つかっているが、今回火災が発生した慰安所跡は規模が最大、また保存状態も良く、歴史的価値が高いそうだ。専門家の間では、慰安所跡の建物について、取り壊し、移築、復元模型の設置など、取り扱いに関して意見が分かれているという。(翻訳・編集/岡田)

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