中国の感情を害したとしても知ったことではない=台湾総統との電話会談、トランプ氏の元顧問が発言し波紋―米メディア

Record China    2016年12月7日(水) 9時20分

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7日、米国のドナルド・トランプ次期大統領と台湾の蔡英文総統が電話会談したことについて中国から批判が聞かれているが、トランプ氏の元経済顧問がトランプ氏を擁護した発言が話題になっている。写真は中国のトランプ氏関連書籍。

2016年12月7日、米国のドナルド・トランプ次期大統領と台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統が電話会談したことについて中国から批判が聞かれているが、トランプ氏の元経済顧問がトランプ氏を擁護した発言が話題になっている。環球時報が伝えた。

電話会談について中国は「世界にはただ一つの中国しかなく、台湾は中国の不可分の一部」と抗議しており、米中国交回復以来米国と台湾のトップが直接電話会談することはないという慣例を破ったことを批判した。

米国メディアによると、これについてトランプ氏の元経済顧問であるスティーブン・ムーア氏は現地時間5日、シカゴでインタビューを受けた際「台湾はわれわれの同盟国だ。彼らは自由を信奉している。我々が支持すべき国だ」と発言し、仮にこれにより中国の感情を害したとしても「知ったことではない」と述べた。

同氏の発言はトランプ側にも衝撃が走り、同日大統領首席補佐官となるプリーバス氏は、「ムーア氏は現在トランプ氏の経済顧問ではない」と説明。さらに、ホワイトハウスも同日、「一つの中国」政策を堅持する姿勢を改めて示した。今回の電話会談に関しては、中国のみならず、米国内や海外メディアなどから「危険な行為」として批判が聞かれている。(翻訳・編集/内山)

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