八牧浩行 2016年11月4日(金) 18時0分
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4日、来日中のミャンマー・アウンサンスーチー国家最高顧問は日本記者クラブで会見し、中国との関係について「極めて良好であり、もっと良くなってほしい」と言明。日本を含めた多くの国々とも特別の関係を保っている」と強調した。
2016年11月4日、来日中のミャンマー・アウンサンスーチー国家最高顧問(外相・大統領府大臣)は日本記者クラブで会見し、中国との関係について「極めて良好であり、もっと良くなってほしい」と言明した。このほか「インド、東南アジアなど隣接する国々と良い関係を維持している。宗主国の英国や米国との関係も同様で、日本を含めた多くの国々とも特別の関係を保っている」と強調した。
またミャンマーが直面する問題点について、長年にわたる軍事政権下で、若い世代の教育が十分でなかったことを指摘、「若者の人材育成が急務である」と強調した。特に日本に対し教育面での支援を求めた。
さらにスーチー最高顧問は「まず少数民族などとの和平の実現が必要であり、憲法の改正にも取り組みたい。すべての国民が信じてくれれば民主的な憲法づくりが可能になる」と軍事色の強い憲法の改正に強い意欲を示した。(八牧浩行)
■筆者プロフィール:八牧浩行
1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。
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