反中発言で宣誓無効の香港議員、再宣誓するも親中議員の集団退場に阻止される―中国

Record China    2016年10月21日(金) 10時50分

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19日、香港の新議会宣誓式で一部の議員が反中発言を行い宣誓が成立しないとされた問題で、同日再度宣誓が行われたが、親中派議員により宣誓は阻止された。

2016年10月19日、香港の新議会宣誓式で一部の議員が反中発言を行い宣誓が成立しないとされた問題で、同日再度宣誓が行われたが、親中派議員により宣誓は阻止された。新華社通信が伝えた。

今月12日、香港の議会に当たる立法会が新たに開会。議員らは規則に従い、「香港は中国の不可分の一部」と定めた香港の憲法に当たる基本法を守ることなどを宣誓したが、新任議員の1人が英語の宣誓文の「China」の部分を広東語の「支那」と発音し、「香港は中国の一部ではない」との垂れ幕を掲げた。同新任議員を含め3人の議員が宣誓文を変えたことからその後の会議への出席を認められず、香港では議員らを批判する声が集まった。反中的な宣誓をした3人のほか、宣誓文の漏れや不適切な追加を行ったとして2人が宣誓無効とみなされ、5人が再宣誓の必要があるとの立法会の梁君彦(リアン・ジュンイエン)主席の判断で、19日に再宣誓が行われた。

ところが、2人の宣誓が終わった後、反中的な宣誓を行った議員に順番が回ると、親中派の議員が一斉に席を立ち退場した。結局議会は定数不足により中止となり、3人の再宣誓は完了しなかった。議員の中では、「彼らは自身の発言に対し謝罪を行っていない。この状況で再宣誓することは不適切」と謝罪を求める声が多く、民間でも大学生が中心となり公開謝罪を求める運動を起こし40万人の支持を得ている。さらに、複数の民間団体のメンバー1000人余りが19日に立法会の庁舎周辺で集会を開き、問題の議員らに抗議している。このまま宣誓が完了しなければ、議員としての活動が認められない可能性も高いため、今後の展開に注目が集まる。(翻訳・編集/内山)

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