中国の6人に1人が流動人口、「留守児童」は依然大きな問題に―中国メディア

Record China    2016年10月20日(木) 16時30分

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19日、中国国家衛生・計画生育委員会は「中国流動人口発展報告2016」を発表し、15年の流動人口は全人口の18%に当たる2億4700万人に上ったと報告した。写真は新疆ウイグル自治区のウルムチ駅。

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2016年10月19日、中国国家衛生・計画生育委員会は「中国流動人口発展報告2016」を発表し、15年の流動人口は全人口の18%に当たる2億4700万人に上ったと報告した。国民の6人に1人が該当する計算となる。20日付で中国新聞網が伝えた。

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報告によると、流動人口の中心となっているのは1980年以降に生まれた「新生代」で、流動人口全体の平均年齢は13年の調査時より1.4歳上の29.3歳だった。地域別に見た分布は約75%が東部に集中。戸籍所在地を離れる期間は平均4.4年と13年調査を若干上回った。このほか、平均月収は13年比34%増の4598元(約7万円)に達していることも分かった。

農村から都市への人口流出が引き起こす問題として依然深刻なのが「留守児童」「留守老人」の存在で、15年12月から16年1月にかけて河北、遼寧など10省で実施された調査では農村の児童全体に占める留守児童(出稼ぎなどで両親、もしくはどちらか一方と離れて暮らす0〜17歳)の割合は35.6%に達した。このほか、結婚にかかる費用の増加や男女の数の不均衡さから農村部の男性の結婚難も顕著となっている。(翻訳・編集/野谷

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