Record China 2008年1月31日(木) 18時8分
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30日、物価上昇などを理由に、10歳の女の子が離婚した父親を相手に養育費の増額を求め裁判を起こした。裁判の結果、女の子が勝訴した。2007年以降物価上昇の影響で、同様の裁判が増えている。資料写真。
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2008年1月30日、江南都市報によれば、10歳の女の子が6年前に離婚した父親を相手に、養育費の増額を求める裁判を起こした。裁判の結果、10歳の女の子が勝訴した。
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この10歳の女の子は広西チワン族自治区波陽県に住む小学2年生。2002年1月、両親が離婚、裁判の結果、母親に引き取られ、父親が総額1万元(約15万円)の養育費を支払うこととなった。その後、母親は失業しており、生活費と学費の工面に苦労してきたが、2007年、物価が急速に上昇したことで、生活はさらにきびしくなった。
女の子は父親の給料が大幅に増えたことを知り、養育費の増額を求めたが父親から拒否され、裁判を起こすことになったというのが経緯だそうだ。1月23日、波陽県人民法院(裁判所)は女の子の要求を認め、母娘の生活水準と父親の経済条件に照らし合わせた上で、7万1000元(約105万円)の増額、総額8万1000元(約120万円)の養育費とする判決を下した。
江西省高級人民法院によれば、何年も前の離婚裁判の結果出された判決での養育費は現在の物価状況に見合わなくなっており、2007年以降、同様の理由で養育費の増額を求める裁判が増えているという。また、弁護士からは判決で示された養育費を毎年見直し、物価の状況に照らし合わせて対応すべきだとの意見も出ている。(翻訳・編集/岡田)
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