<ボイス>中国の盗賊版は本当に悪いのか?中国通の日本人からさまざまな意見―在日中国人作家

Record China    2016年10月5日(水) 22時0分

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5日、他国の番組に独自に字幕をつけてシェアする中国のアマチュアグループ「字幕組」が日本の警察に逮捕された事件が話題になっている。資料写真。

2016年10月5日、他国の番組に独自に字幕をつけてシェアする中国のアマチュアグループ「字幕組」が日本の警察に逮捕された事件が中国で話題になっている。字幕組メンバーの逮捕に中国では、「著作権は守るべきと分かっているが、日本アニメを中国で広めた字幕組の貢献は大きい」と批判と評価が混在する複雑な心情を語るネットユーザーが少なくない。

字幕組メンバーの逮捕について在日中国人作家の黄文葦氏は自身の中国版ツイッターで、「日本の映像作品に字幕を付け勝手にネットで公開している中国の字幕組を日本の警察が逮捕した一件に対して、大部分の日本ネットユーザーは中国が日本の知的財産権を侵害したとみている。だが、私とフェイスブックでつながっている日本の中国通は違った意見を見せている」と語った。

日本人の反応として黄氏は、「『盗賊版は、正規のルートでは知ることができない外国の文化を中国人に伝えることができる。これにより中国人は欧米や日本の庶民の考えを理解し、“世界に出てみよう”との思いが生まれたのだ。こうした思いが結果的に中国人の海外での爆買いを促した。中国の盗賊版は日本にとって悪いことでなく、ここからお金を生み出す方法を考えるべきだ』との意見もある。中国語ができる日本人の中には、『日本のネットでは中国の映画やドラマを無料で見ることができる。中国がこれだけ開放的なんだから、日本ももっと開放してもいいと思う』との声があり、中国語を学ぶ日本人の中には、『抗日ドラマ以外なら、中国のドラマはよく見る。特に時代劇は面白い。違った角度から世界を見ることは重要だと思う』との意見もある」と紹介した。(翻訳・編集/内山)

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